放射線治療も2週間目を迎え、いよいよ細かい副作用を感じだした頃。私にはとても大きな問題も降りかかっていました。
それは……心(メンタル)の問題、そう、精神症状が出てきてしまったのです。
私は元からメンタルに障害を持っていて、障害者手帳の2級を取得している人間です。よって、元からストレスには脆弱性を抱えていたのですが、最近の不調は基礎疾患から来るものではなくて、がんから来るものであると精神科主治医M先生から言われました。
私の場合は、気力が出ず集中力も欠落し、とにかく頭が働かなくなるという症状でした。
頭が働かないので、作曲の仕事は出来ていません。このサイトの更新も滞る事が多くなってきました。乳がんになって検査などで忙しくなった段階で、ココナラでの仕事の受付は全てを休止中にしました。
今、私が一番やりたい仕事は音楽を作る仕事でした。クリスマス・お正月商戦に向けて、パブリックドメインの曲をアレンジする気満々で楽譜の準備だけはしていました。しかし、頭が働かないし気力が沸かない。よって作業が出来ないという悪循環に陥ってしまいました。
M先生が言うには、『がんは様々な精神症状が出る』『放射線治療も精神症状がとてもたくさん出る』というものでした。
私がこの件で参照した、根拠がきちんとあるサイトをご紹介しておきます。
【厚生労働省e-ヘルスネット】
【国立がん研究センターがん情報サービス】
この2つのサイトには、がんと心についての情報もあります。行政のサイトなのですが、情報量も多くとても勉強になるし、何よりエビデンスがしっかりとしています。是非ともご参考にご覧下さい。
情報を得る事は大切ですが、ネットには胡散臭い情報も沢山あります。エビデンスがしっかりしていない情報に惑わされるのも嫌です。それって不安を煽りますしね。
なので、私は基本的にこの2つのサイトから情報を得ています。他のサイトも参照しますが、最後はこっちに落ち着くかなぁ。
体験談とかも参照しますけどね。行政が触れないような個人的な感想も時には参考になりますので。
「自分だけじゃない」
って確認する事は、とても大きな安心材料になると私は思っています。だからこそ、私も細かい話題を記事にしているわけでしてね。
身体に書いた線が消える事がストレスだとかは、さすがに行政さんは書かないですからねぇ(笑)。
こういう、細かい感想的な情報を発信できる事は、個人ブログの強みだと思います。
「私も同じだよ」「ここにもそういう人がいるんだよ」
その共感で、救われる人もいるのです。私もそうやって共感して、色々なブログのお世話になっています。コメントも残さず、通りすがりの様に読んでいますが……。
というわけで、今回はがんから来るメンタルの不調のお話でした。
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