【連載エッセイ】無雲の乳がん+ヘルニア闘病記【Vol.049『乳がんの定期健診と内科(前半)』】

無雲の乳がん+ヘルニア闘病記
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 この日は、4カ月ぶりのA病院での乳腺外科の診察、いわゆる定期健診でした。同日には微熱関連の内科(同病院)の受診もあります。

 前半では、乳腺外科での診察について掘り下げて行こうと思います。

 診察室に入ると、最近の体調はどうか聞かれました。微熱がある時もあるけど、基本的には元気で、だけど左脇の下が痛い旨を伝えました。

「ちょっと診せて下さいね」

 先生が脇の下と胸をぐりんぐりんとしていきます。

「触った感じ何かあるというわけでは無さそうですね」

 何も無いなら手術の後遺症的なあれかな、とちょっと安堵します。

「あまり痛いようなら、超音波の予約をしますか?」

 超音波かぁ……。

「でもね、無雲さんのがんの場合、遠隔転移する可能性はあまりないんです」

 この言葉で覚悟は決まり、超音波はしなくていいですと伝えました。

 次回の診察の時には、事前にマンモグラフィーと超音波の検査を受けて欲しいと言われて、予約を取りました。ここでばたばたと診察が終わりそうだったので、ふと浮かんだ疑問をW先生にぶつけました。

「私のがんは、転移や再発はあまりしないんですか?」

 W先生はやはりはきはきと答えました。

「遠隔転移の可能性は低いです。ただ、同じおっぱいにがんが再発する事はあります。だから、定期的に来てもらってるんです」

 なるほど。この説明、多分前もされてるんだろうけど、色々あって頭に残って無かったわ(ぇ

 遠隔転移しないと言われて安心です。まぁ、『絶対』ではないんですけど、可能性は極めて低いならそんなに恐れる事は無さそうです。

 同じ乳房にまた出来るのは厄介です。だからと言って、そこまで恐れてもいないですけど。定期的に検査を受けていれば、また極初期で見付かるでしょうしね。

 これでこの日の診察は終わりです。あっさり終わりました。他の患者さんはけっこう長く時間掛かってたけど、私はほんの5分くらいです。やはり、私の乳がんは大したことが無い。

 後半は内科での診察についてです。こちらは波乱でした……。

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました