【連載エッセイ】無雲の乳がん闘病記【Vol.028『痛いし痒いしイライラします』】

無雲の乳がん闘病記
MarijanaによるPixabayからの画像

 放射線治療も半分が終わった頃、私は左胸のある症状にイライラしていました。

 それは、放射線照射による皮膚炎での痒みと、患部の痛みです。この頃には、左胸の変色やシミも一層進んでおりました。

 毎週火曜日の診察で、私はこの事を訴えました。

「痛いし痒いしイライラします」

 笑いながら伝えましたが、目は笑っていなかったんじゃないかと思います。痒みとか痛みって、ずーっと続くとイライラしてしまうんですよ。不快ですからね。

 患部を診察した放射線医も納得した様子で、この間出た軟膏の上に塗り重ねる軟膏を出してくれました。

 放射線治療には、皮膚炎は付き物っぽいんですよ。正常細胞をも壊しますしね、そんな破壊力のあるモノを照射したら、そりゃ皮膚は炎症を起こすってものですよ。体にとっては不自然な行為をしているわけですしね。

 まだ皮膚炎くらいならばマシだとも思いますけどね。吐き気とか頭痛とか、目に見えて苦しい副作用があるわけではないので、痛いのと痒いのくらいは我慢しましょうって感じです。

 しかし、この細かい我慢は確実にメンタルを疲弊させるのです。加えて、放射線治療は平日は毎日病院に通わなければなりません。いくら自転車で10分くらいの距離とはいえ、雨が降れば徒歩で行ったり途中までバスで行ったりと負担が大きいのです。毎日通うっていう行為もなかなか大変ですしね。

 というわけで、無雲は最近疲れ果てております。大分ぐったりしている毎日ですよ。だからか寝付きだけは凄く良くて、夜はばたんきゅー状態です。

 まだ、飲酒していても違和感はないから、適量の飲酒もしています。これくらい楽しみがあったっていいじゃない!?

 タバコはね……まぁ、ほどほどに……。

 節制した方がいいのは分かってるけど、それが出来る性格だったら人生こんなに苦労してない。誘惑に弱いのですよ、私は。自分の欲にあらがえないの。この性格は今更直そうと思ってもなかなか難しいと思う。

 患者同士のサロンとかどうなんだろーって思うけど、そもそもがんになってから絶望していないですし、不安感もあまりないので、話が合わないと思う。根本的な価値観が合わなそうで近寄れない。

 もっと生に貪欲なパーソナリティーだったら、節制も出来るんでしょうけどね。基本的に自分の人生には絶望しているので、そこまで生には貪欲じゃないかもしれないです。

 とまぁ、不健康な話題が出始めたところで今日は締めますか。

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