【連載エッセイ】夫は仕事ができません!【Vol.033『障害者枠で初応募!』】

夫は仕事ができません!
Lebens-laufによるPixabayからの画像

 ある日、おいたんに民間の障害者求人サイトからスカウトが届きました。厳密には、スカウトというよりピンポイントな紹介なのですが、一応『スカウト』って事になってました。

 その企業は、おいたんが介護の資格を取る時に研修に行った会社でした。おいたんは、以前からそこで働いてみたかったらしいのですが、求人が出ていなかったので諦めていた施設でした。

 介護職では辛い思いをしたおいたんでしたが、今回の案件は『間接業務』となっていたので、えいやっと受けてみる事にしました。

 おいたんにとっては、清水の舞台から飛び降りる気持ちだったと思います。

 また介護の世界に行く事には、恐怖もあったと思います。しかし、おいたんは基本的には介護の仕事が好きだった人。会社側から「お前なんか要らねぇよ」と言われただけであって、自分から辞めたわけではなかったから。

 この民間の障害者求人サイトは、基本がネットエントリーです。なので、無雲のパソコンからネットエントリーしました。書いた内容とかは、きちんとおいたんが考えています。

 書類選考(ネットエントリー)の選考結果は数日以内には来るでしょう。どうなる事か、凄くドキドキしています。

 そんな、とんとん拍子に事が進むとは思っていない。

 しかし、どこかにおいたんの居場所があるはずなのです。

 毎日、夫婦揃って求人情報を見ています。おいたんは検索が滅茶苦茶下手くそなので、すぐに見終わるみたいですが、無雲は網羅的に見るのでけっこう時間も割いています。

 おいたんは、本当にマイペース。気付けばお布団で昼寝をしている。

 でもまぁ、ギャンブルに行っちゃう無職夫なわけじゃないから、そこは良いかなと思います。家で寝てる分にはお金かかりませんから。

 検索して・応募して・たまに釣りして・また検索して。

 それの繰り返しです。いつまでこれが続くでしょうか。

 おいたんに、早く次の職場が待っていますように。そして、次こそそこがおいたんの居場所でありますように。そう、神に祈らざるを得ません。

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