【連載エッセイ】無雲の乳がん闘病記【Vol.010『おいたん、手術の説明で顔面蒼白になる』】

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MarijanaによるPixabayからの画像

 令和4年8月某日土曜日。おいたんと母を連れて、手術の説明を聞きにA病院に行きました。おいたんはここまで無雲の病院に付き添う事はありませんでしたが(仕事の為)、この日はお休みを取って来てもらいました。いくらとんちんかんでも夫は夫。節目の時には居てもらわねばなりません。

 説明は、いつもの診察室で行われました。

 前もって渡されていた資料と照らし合わせながら、W先生の意見を聞きつつこちらの意向も言う感じです。

 まず、無雲の場合は乳房温存手術を希望している事が前提となりました。W先生が言うには、乳房を全摘しても残しても、私の場合予後や再発率に差異が無いそうなので、温存の方向で行く事になりました。

 難しかったのは左脇のリンパの問題です。

 造影CTの結果、左脇リンパが目立っているとの事でしたが、それががんの転移なのかどうかはセンチネル生検をしてみなければ分からないとの事なのです。そして、全摘するか、温存するかの希望を聞かれました。

 W先生から色々聞いて、出した結論は『センチネルでがんが確認されたら全摘』『分からない場合は温存』『転移していない場合も温存』という事になりました。

 脇のリンパって、全摘すると後遺症が残るらしいのです。それは、なるべく嫌だけど、がんが転移していたらそれはそれで予後が不安になるので、こういう結論を出しました。

 W先生は、とても詳細に手術の事を説明してくれましたので、40分ほど話は続きました。母が、ちらっとおいたんを見たら、おいたんは顔面蒼白になっていたと後から聞きました。

 蒼白になる場面あったかな……?

 別に死ぬって言われたわけじゃないんだし、そんな怖がらなくても~。

 先生のお話の後は、看護師さんと入院の段取りと用意・それまでに受ける検査についての説明です。

 おいたんは、この時「俺は待合室にいる」と言って出て行ってしまいました。私はちょっとイライラしました。

「お前、最後まで話聞いとけよ」

 って、凄く思いました。でも、顔面蒼白だったらしいので、もう逃げたかったんでしょうね。しょうもねぇなぁ。

 看護師さんとは、希望の部屋タイプ・術後の下着について・持ち物について・術前検査で歯科と麻酔科に行く事・入院前健康観察とPCRについて説明がありました。ついでに、大体いくら入院費が掛かるかも事務に聞いてもらいました。

 この時に、手術の付き添いは家族で1名のみしか来られないと説明があったので、即答で「じゃぁ、母で」って言いました。

 おいたんは、手術で取ったものを見せられる儀式に耐えられないと言っていたし、そもそも何だか頼りないし、大丈夫なの~? っていうのもあったし、何より健康観察が厳しいので、お外で働いている人では無理だろう、という結論でした。

 この日は全部で1時間以上掛かりました。疲労困憊です。話していただけだけど、妙に疲れました。

 そして、無雲の入院は9月の第2週に決まりました。手術は入院の翌日です。

 入院期間は多分3泊4日。リンパ全摘の場合は多少伸びるかもしれないけど、基本ドレーンを付けたまま退院してもらう、との事でした。

 さぁ、いよいよ入院が決まりました。

 次回は術前検査でばたばたした話です。

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