【連載エッセイ】無雲の乳がん闘病記【Vol.013『入院初日は忙しい!』】

無雲の乳がん闘病記
MarijanaによるPixabayからの画像

 というわけで、ただいまです、読者の皆様!!

 無事に手術を終えて帰宅しました無雲です。何日間か大人しく寝てばかりいたのですが、こちらの記事を早く書きたいと思って、徐々にですが書く事を再開しております。

 これから数話は、入院生活の振り返りになります。

 3泊4日と短い入院でしたが、そりゃもうネタだらけ……げふんげふん。いや、色々あったんですよ(笑)。というわけで、まずは入院初日から振り返ろうと思います!

***

 入院初日、10時に外来に顔を出す予定になっていましたが、気分が焦って9時半には病院に到着していました。

 外来に顔を出すと、「早いですね~」と看護師さんに案の定言われてしまいましたが、健康チェックシートは見てくれました。

「10時になったら放射線科に行って注射を打ってください。そこで次の指示もありますので」

 なわけで、そこら辺の椅子に母と座ってボーっとしていましたら、近所のおじさんが通ったではないですか。

「Iさん、こんにちは!」

「!? 何しているの!?」

「いや、私今日から入院なんですよwww」

「何で!?」

「乳がん乳がん」

 と、ライトな感じで濃い内容をぶっこみつつ、しばし近所のおじさんとおしゃべり。それでも10時はなかなか遠かった。

 さらにしばらくまって、ようやく10時近くなって放射線科に移動。放射線科の受付をして、RI室の前で待つように言われました。

 RIの前に行くと、先客が一人いました。そして、待っていましたが全然呼ばれない。

「おかしいな、この検査室はいつも時間通りの呼ぶはずなのに」

 と、思っていたら、この日RI室に呼ばれた乳がん患者は私を含めて3名いて、その内の1人が到着していない事が判明。

「(何してんだ、遅刻すんな!!)」

 ちょっとプリプリの私。

 やっと3人揃った所で、RI室に入って主治医のW先生の登場を待ちます。けっこう待つ。

 しばらく待って外来診察をしていたW先生が現れました。

 そしてサクサクッと注射を打っていきます。

 注射は胸に打たれました。注射の内容は、単位がベクレルの放射能物質です。撮影は夕方やるらしいです。

「無雲さんは温存手術だから、この後外来に来て下さい。エコーでマーキングをします。あ、あと、今日マンモもやりますからね」

 えぇぇっ。忙しいなぁ。

 というわけで外来へ。外来ではけっこうすぐ呼ばれました。

 エコーでがんの部分を見付けてはマーカーで印をしていく先生。無雲の胸は黒と赤のマーカーでいっぱいです。

「今日シャワーに入れますが、これ消さないで下さいね」

「あ、シャワー朝入って来たんで……」

 そう、無雲はA病院の風呂に入りたく無さ過ぎて、朝の内に家でシャワーを済ませていたのです。何故嫌って、父がA病院のお風呂の足ふきマットで、水虫をうつされたからです。

 まぁ、それは置いておいて、外来での処置はこんな感じで終わりました。そうしていよいよ入院手続きです。

 入院手続きをする頃には、11時を過ぎていました。事務的な事をちゃちゃっと済ませて、いざ病棟へ。母は病棟のナースステーションまでは一緒に行けます。コロナ禍なので、病室には入れないのです。

 病棟に着いて、母と別れて、部屋に通されました。色々説明を受けながら、荷物を片付けていると、歯科に呼ばれました。手術前の歯のクリーニングと点検です。

「(こんな11時半過ぎに呼ぶだなんて! 無雲のお昼ご飯は!?)」

 と、お昼ご飯の心配をしながら歯科へ行き処置を受けました。問題はないそうですが、とりあえずこの間大変な目に遭った旨は伝えておきました。

 お昼過ぎくらいに歯科が終わって病室に帰ると、お昼ご飯が置いてありました。

「(少しはおいしくなっているといいな……)」

 パクリ。ゴクリ。モグモグ。

 うん。昔よりはマシになっている。良かった改善されていて。これなら食べられる。

 ぺろりと完食して、食器を片して荷物の整理の続きです。

 食後も色々説明に来る人や何やらでバタバタ。薬剤師さんに手術室の看護師さんに担当の看護師さん。

 そんな中、マンモとシンチ(RI)に呼ばれました。

 マンモは、術前なのでマーキングをするために念入りに撮影されました。ぎゅむぎゅむされるのも慣れてきたってものです。

 マンモを為されるがままにされて終えると、RI室に行くように言われました。で、行ったら……

「もうマンモ終わっちゃいましたか。すいません、20分ほどお待ち下さい」

 OK! 待つのは得意だぜ!!

 で、待っていたらやっと順番巡って来た。

 この日のシンチは胸の部分とリンパの部分のシンチです。またじーっとひたすら耐えていました。体勢を変えてからも、ひらすらじーっと。動いちゃいけない系の検査シンチ、ただただ苦行であります。

 撮影が終わり、これで終わったと思って病室で呑気に友達から頂いたゼリーを飲んでいたら、今度は明日の手術の点滴のための針を刺しに誰かが来るらしいと言われました。そうしたら、医者の着る緑の服を着た若い兄ちゃんがやってきました。

「(こいつ、若すぎる。研修医か?)」

 その研修医は、血管を探し出すのにいつまで掛かってんだ! って怒りたくなるくらい、ずっと血管を探していました。ひたすら探す、とにかく探す。永久に探すんじゃないかってくらい探す。で、やっと見つかったようで針を刺そうとするんですが、何と!

「いち、にの、さんっ!!」

 と、声に出して針を刺したではありませんか!!

「(大丈夫かこいつ!?!?!?)」

 無雲は不安でしかありません。こんな不安感のある針の刺され方をしたのは初めてです。しかもその不安は2日後、現実となってある現象を起こしてしまうのです。それは入院3日目の記事に続きます……。

 こうして、初日はバタバタとして終わりました。忙しい。がんでの入院は忙しい。

 翌日は手術です。良く寝よう……。

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コメント

  1. 水ぎわ より:

    もうさ、笑ったよ
    ひでえ研修医だ(笑)

    こんなことを
    笑えるように書けるなんて
    さすがだなー!!

    • 無雲 より:

      あれだよ、3日目のレポにもこいつまた出て来るから(笑)。
      「いち、にの、さんっ!」
      の結果が3日目に出るからねぇ(笑)。

      これから2日目手術当日レポをアップしますよ!!

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