【連載エッセイ】無雲の乳がん闘病記【Vol.002『エコー検査からの細胞診』】

無雲の乳がん闘病記
MarijanaによるPixabayからの画像

 マンモグラフィーを受けた翌週、月曜日の午後にエコー検査を受けました。エコー検査は市の検診で30代まで受けるので、慣れたものでした。

 ただ、無雲はおいたんと隣の市でのアパートで二人暮らししていた間、健康診断とがん検診に一度も行けていなかったので、5、6年ぶりに受けた検診でこうやって引っ掛かったのはショックがでかかったです。

 隣の市でもがん検診の案内は来ていたのですが、何せ病院が全く分からない。ネットの評判なんてこの世で一番アテにならないですし、それで行くのをためらったまま、その内実家のあるI市に舞い戻って来ていたわけです。

 さて、エコー検査に話を戻します。

 まずは石灰化が見られない右側からグリグリされます。

「右は、異常ないですね」

 女医さんはそう言うと左胸に移りました。

 グリグリをする手がたまに止まって、撮影している音がする。右側とは明らかにやっている時間が違う。撮影の頻度も高い。

「しこりがありますね。細い針を刺して細胞を取って検査に出します」

 えぇっ。まさかの細胞診かぁ。

「(でも、無雲凄く元気だしデブだしがんだなんて事は無いはず)」

 そんな事を思いながら細い針を刺されました。ちょっとしか痛くなかったです。

「結果は1週間ほどで出ます。今日は月曜日なので、金曜日の午後にはお伝え出来ると思います。予約を取って帰って下さい」

「先生、がんである可能性はどれくらいありますか?」

「うーん。分かりませんね。半々ですね」

「はぁ……そうですか……」

 そうして、無雲は金曜日の午後に予約を取って帰宅したのでした。何だか喉がカラカラになっていました。心のどこかで不安感が芽生えてきていました。

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