【連載エッセイ】夫は仕事ができません!【Vol.009『おいたん、念願の障害者支援員になる』】

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 おいたんはデイサービスを辞めるとすぐに就職活動をしました。そして、わずか1週間で次の仕事を決めました。それは、障害者支援員の仕事でした。

 そもそもおいたんが介護を志したのは、老人介護ではなく障害者の介護をしたかったから。これは、願ったり叶ったりでした。おいたんはとてもやる気に満ち溢れました。それはそれは、希望に満ち溢れた様子でした。

 おいたんが契約社員として就職した障害者施設は、重度の知的障害者のお世話をする複合的な施設でした。デイサービスあり、ショートステイあり、グループホームあり。

 おいたんは、それら全てをシフトで任されました。宿直もありました。

「仕事は楽しいよ」

 おいたんはそう言って毎日張り切って仕事に行っていました。しかし、数カ月した頃、初めの事件が起きてしまうのです。

「今日、早く帰れって言われた」

 何? 何事?

 帰宅したおいたんを問い詰めると、どうやら暴れていた利用者さんを制止するのに『胸ぐらを掴んでしまった』事が『虐待』とみなされて、謹慎のため帰されたとの事。

 胸ぐら掴んで静止しただけでかぁ……厳しいな。無雲はそう思いました。しかし、この事件は、この利用者さんとおいたんの間に起こるトラブルの幕開けでしかなかったのです。

 次回は、おいたんと一人の利用者さんの間に起きたトラブルをメインに書こうと思います。

 障害者支援員は、何があっても利用者に手を上げてはいけません。それは、大前提です。それが故意でなくても、悪意が無くても、決して手を上げてはいけないのです。

「やられっぱなしでいなければいけないのか?」

 と問われたら、それは「はい、そうです」としか言えないのが現状です。暴れる利用者さんを上手くコントロールしてこそ、プロの支援員だとも言えます。

 まずこの事をおいたんの『障害者支援員エピソード』の最初のこの回に記しておこうと思います。

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コメント

  1. 水ぎわ より:

    なかなか、ハードな仕事だよね……
    たいへんだよね

    • 無雲 nocloud2021 より:

      障害者支援員は忍耐の仕事だからね……。
      けっこう皆殴られたり歯を折られたりして、老人介護に転職してるって話だよ。

      これは、パーソナリティー的に適性のある人にしか出来ない仕事かもしれないな。

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