【連載エッセイ】無雲の乳がん+ヘルニア闘病記【Vol.053『眼科と歯科口腔外科での検査(後半)』】

無雲の乳がん+ヘルニア闘病記
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 気が緩みまくって歯科口腔外科に出向いた無雲。ここでこそ待つだろうと思いきや、やっぱり比較的早く呼ばれました。20分待ったか待たないかくらいでしたね。

「こんにちはー。無雲さんはシェーグレンの疑いですね。ここで何するって言うとですねー、ガムを噛んで唾を出してもらいます~」

 関西なまりでノリが明るい歯科医師からそう説明を受けます。

 『ガムテスト』という検査は、ガムを10分間噛んで唾液を出します。それで貯まった唾液の量で、唾液腺の働きを見るみたいです。

 早速ガムと紙コップを渡されて検査開始。

 くちゃくちゃくちゃ……ぺっぺっ……くちゃくちゃくちゃ……ぺっぺっ……。

 10分間ひたすらこれの繰り返し。

「(あ、顎が疲れる……)」

「(けっこう唾液って出るものだな。てか、唾液貯まってくのなんか嫌だな)」

 そんな事を考えながらひたすらガムを噛んで唾液を出します。

「(ネットには10ミリリットル摂れればいいって書いてあった。それくらい貯まっただろう)」

 余裕の無雲。

 ピッピッピ……。

 アラームが鳴ります。検査終了です。

 医師とアシスタントさんが唾液を測ります。

「あー、無雲さん、これ見て下さい。10のメモリまであればいいんですけどねー、3ですねぇ。これはそういう疾患あると思いますよー」

「ほえっ!!?? 真面目に噛んだんですけど!!??」

 あれだけあってまさかの3ミリリットルしか唾液出てない!!!

「(やっべっ。TwitterとLINEで散々大丈夫とか豪語したわ……)」

 これぞ、爆死。無雲、歯科口腔外科で爆死です。

「これはですねー、唾液腺シンチ(シンチグラフィー)を受けてもらいますからねー。シェーグレンに詳しい先生もいるんで、ちょっと待っててくださいねー」

 ここで10分くらいまた待たされて、シェーグレン症候群に詳しい歯科医師も登場。病気の内容を聞きました。

「シェーグレン症候群はですね、膠原病の一種で、自己免疫が自分の免疫を攻撃して起こる免疫疾患です」

 なるほど。分かりやすい。

 親切なシェーグレン症候群に詳しい先生の説明をはしょると上記の様な感じです。っていうか、それくらいしか記憶できなかったわ……。

 ガムテストを担当してくれた医師にシンチの予約も取ってもらいます。GWの平日はシンチに出向きます。ぎゃふん。

 これで終わったと思って待合室に戻ったんですが、看護師さんによる検査の説明の後にまた医師に呼ばれました。次回の予約の話だそうです。

 最初に提示された診察日は、おいたんの連休と重なってしまうので辞退しました。急いだって内科の診察は6月なのです。そんな焦る事も無いのです。

 なので、おいたんの連休の翌週に予約を取りました。これで気兼ねなく診察に出向ける。

 ちょっと動揺した無雲は、院内のコンビニで冷やし中華とおにぎり2個を買いました。食べ過ぎか? 付き添ってくれていた母はお好み焼きと焼きそばのセットを買っていました。母に着いてきてもらって心強かったけど、検査室に入るわけにもいかないから、ただひたすら待たせていたな。

 この日に掛かった時間は3時間でした。それでも、よほど椅子の座り心地が悪いのか、敷地の奥の方にある歯科口腔外科からメインエントランスに向かう間足が痛くて、ヘルニア的に苦しいなぁと思いました。

 どうも、A病院でずっと座っているとヘルニアがぶり返してくる。痛いのよ、マジで。

 ああ、爆死したし、皆に謝って回ろう。そう思う無雲でした(笑)。

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コメント

  1. 水ぎわパンダ より:

    謝んなくてもいいから(笑)!
    ゆっくり養生してください(笑)

    • 無雲 より:

      おパンダさん、こんちは!!

      いやぁ、人騒がせだよねぇ。特に勇み足での大丈夫宣言からの爆死は(笑)。
      ほんとにねぇ、何をしているのかと(;’∀’)
      養生ね、湯治に一週間くらい行きたいわ。本当は一カ月だが(笑)。

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