【連載エッセイ】無雲の乳がん+ヘルニア闘病記【Vol.044『結局痛い』】

無雲の乳がん+ヘルニア闘病記
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 ストレッチが導入されたと喜んでいた矢先。

 この時、同時に痛み止めが一種類切られたんですよ。飲み薬が多すぎるって先生が判断してね。痛い時は余っているそれを飲んでいいという条件で。

 痛み止めを減らした翌日には、すでに痛い。けっこう痛い。前日まで30まで下がっていたとしたら、この時はもう70くらいに上がっている。これは、ヤバい。

 手持ちの飲み薬と坐薬を総動員して対応。ストレッチなんてしてる場合じゃない。

 切られた痛み止めを飲むと、しばらくして痛みは落ち着きました。やっぱりこれが一番効くんだわ。坐薬は最後の手段だからなぁ。

 結局、寝る時は坐薬を入れて、朝は手持ちの飲み薬を総動員して、日中は耐えるという図式で次の診察までやり過ごす事になりました。ぶっちゃけ、さっさと病院に行ってしまいたかった。でも、そこまで自分に甘くしていいものか、整形外科に甘えていいものか、と自問自答した結果、一週間苦行のような日々を過ごす事に。

 ストレッチは、痛みが治まってる時にちらほらやりました。痛みが出ていたので全然はかどりませんでした。

 そして週が明けた月曜日。待望の通院日です。

 一週間の様子を伝えると、先生は次なる手を打ってきました。経皮吸収型の痛み止めです。湿布ではないです。貼り薬をして、皮膚から痛み止め成分を注入する方法です。よほど飲み薬を増やしたくないんですね、先生……。

 この日は、院内薬局のおじさんがおらず、おばさんがいたのですが、このおばさんが話がしつこくて長くてうっとおしくて、私はキレそうになりましたよ。立ってると痛いんだから、話は手短にして欲しいです。

 帰宅して、痛み止めパッチを早速貼りました。二時間経過した今、痛みは治まっています。さすがだなぁ。ジ〇ロフェナクは私の体質に合っているのか。飲んでも入れても貼っても効くぜ!

 これなら、一週間また耐えられそう。

 ヘルニアを発症してそろそろ一カ月経ちますが、未だに五分は立っていられない、いや、三分も立っていられないです。痛くてしんどいです。ヘルニア、恐ろしい子! そして恨めしい奴め。

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