無雲と知り合ったときは資材関連の産業廃棄物の分別作業のパート。
しかし、おいたんはこの仕事をクビになってしまいました。
するとおいたんは、せこせこと転職活動をし、しばらくすると清掃会社の正社員の仕事に就きました。
その会社の清掃作業は、清掃と言っても工場の機械清掃。しかも夜勤。
おいたんは毎日車で遠くの現場まで行き、夜通し働いて朝帰宅するという日々を過ごしました。
おいたんは某大手スーパーの食品工場の機械清掃を担当していたのですが、そこのスーパーのお偉い様に「バカ! のろま!」と酷い言葉を投げつけられていたそうです。
そして、その会社はブラックそのもので、正社員にも関わらず社会保険に入ってくれない(求人票には社保完備って書いてあるのに!)、十連勤以上当たり前、みたいな所でした。
夜勤と連勤でなかなか無雲と会う時間が取れないと、仕事の前に最寄りのファミレスに来てくれて一緒にお茶してくれたり、頑張って会う時間を作ってくれました。
休日がいきなり出勤になる事もあり、会社支給のスマホが休日に鳴るたびにドキドキするので、iP〇oneの着メロは二人の間では『呪いのメロディー』と呼ばれていました。
そんなきつい職場で、おいたんは2年間頑張りました。
しかし、運命の日は突然訪れました。
突然のクビ宣言です。
何故か? おいたんが社長のよいしょをしなかったから? おいたんがとろいから?
とにもかくにも、「もう来なくていい」と告げられ、おいたんはこの清掃会社を後にします。
次回は、おいたんが迷走してしまうお話です。
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