【連載エッセイ】色々病気を抱えていますが、それでもポジティブ、時々弱音【Vol.23『どうせ私は大した事ないがんですよ!』】

色々病気を抱えていますが、それでもポジティブ、時々弱音
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 年に一度の乳がん再発における検査がありました。マンモグラフィーとエコーです。

 決められた時間に行って、マンモグラフィーから検査します。

 いつもと同じでぎゅうぎゅうむぎゅむぎゅとされる胸。右胸は大して痛くなかったけど、左胸(患部)は痛くて。

「いたたたた!!!!!」

 と検査室に響く私の叫び声。それでもむぎゅむぎゅされる胸。しかも左は「すいません、もう一回撮らせてください」と追加でさらにやられまして。げんなりですよ。

 対してエコーは寝ているだけなので楽です。例年20~30分掛かる検査なのですが、この日は10分くらいで終わりました。待ち時間は45分もあったのに。

(大丈夫か? ちゃんと検査できている? 雑じゃない?) 

 若干私の胸に一抹の不安がよぎります。そんなにあっという間に終わらせちゃってちゃんと診てもらえてる!?

 まぁ、きっと私の場合大した事のないがんなのでこんな感じなのでしょう。多分この調子だと再発とかしてない。

 で、事件は会計待ちで起きました。

 けっこう早く会計が出来たと呼ばれたのですが……。

「すいません〇〇様。4月からW先生の担当の曜日が変わりまして。来週の火曜日から予約を変更して頂けないでしょうか?」

 え?

 前回来たのは3月で、4月から曜日が変わったの? それなら連絡して来るべきじゃない?

「まぁ、いいですけど……」

 揉めたくないので素直に聞き入れましたが、新しい予約は9月の月末近くでした。

 何かもやもやします。

 こちらは半年前からその日は予定を入れないようにスケジュールを組んでるんですよ。なのに、連絡もよこさないでしかも直近の日は全部埋まっているってどういう事!?

 そりゃさ、私は大した事のないがんで『その他大勢』かもしれないけど、がんって本人にとったらどんなに軽くても大変な病気なのよ?

 あまりにも酷くないですか、この扱い。

 事務方の落ち度なのか、主治医の方針なのかは知りませんけど、あんまりだと思いました。

 イライラしたので、スーパーで缶ワインを赤白買って、コンビニでアメリカンドッグとスナックを買って帰宅。帰宅してすぐにビールを開けました。

 まぁね、どうせ私は大した事のないがんですから。そんなぞんざいな扱いなんでしょうけどね。腹立つわぁ。何だと思ってるの人の予定を。

 私がいくら暇人だからって、こんな扱いされたらそりゃいい気持ちはしません。電話かなんかで連絡よこしやがれ。

 でも、医療者と揉めたくはないのでクレームは入れませんけどね。私はそういう所平和主義者ですので。

 どうせあそこも委託業者が事務やってるからそんなレベルでしょう。どちらにせよ、あそこの病院(A病院)に診てもらえないと困るんです。

 というわけで、ほぼ愚痴で終わった年一の検査でした。

 あ、この間のダルさは大分快方に向かっています。夏バテだったのかしら……?

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