【雑記】犬に噛まれたその後③取調室【江戸川で釣り】

事件・事故
mohamed HassanによるPixabayからの画像

 昨日、令和4年5月12日、午前9時頃警察から電話が来て、一度署の方に来て書類作成のために話をかせて欲しい旨を言われました。

「いつお時間ありますか?」
「今日……ですかね。明日は精神科の通院なので」
「では、午後からお願いします」

 というわけで、雨が降る予報だったので、バスを乗り継いで警察署に行って参りました。面倒だから本当はタクシーで行きたかったんだけど、タクシーで来るなら晴れた日に延期してもいいとか言われて、こんな面倒な事は早く終わらせたかった無雲は、バスを乗り継いでいく決心をしたのです。

 早めにお昼を食べて、おいたんとどんぶらことバスに揺られて警察署。

 『生活安全課』を尋ねて行くと、そのフロアには『捜査一課』とかもありました。

「(捜査一課やん!! テレビで見るやつだ!!)」

 ……無雲はミーハーな人種です。

 少し待つと、担当の刑事さんが現れました。そして、応接室に連れていかれる……と思ったら、『取調室』に連れていかれました。

「(容疑者でも無いのに何で『取調室』やねん!!)」

 無雲の頭の中は疑問だらけです。

 これについては、会話を開始してしばらくして説明がありました。

「すいません。応接室が全部埋まってて。ここしか無くって……本当にすいません!!」
「いいですよ~。『取調室』に入れるだなんて、滅多にないレア体験ですからwww」

 これで納得。

 『取調室』は、壁は吸音材を使っていて、机は下から蹴れないように床まで壁面がある作り、狭くて、でもエアコンはある。

「(むむう、こんなレア体験、早くエッセイに書きたい……)」

 無雲というのは、どこまでもネタに貪欲な人種であります。

 で、この日呼ばれたのは、警察さんの事情からでした。

「犬に噛まれたと通報があった時、『傷が酷い』と聞いていました。しかし、いつもそう言われますが、言うて大した事無いので、今回もそうだと思って来てみたら、思った以上に酷い傷で、これは警察としては見過ごせないと思った次第です。条例違反で飼い主を立件したいので、『証人』という事でお話を聞かせて頂きたい」

 との事でした。

 『被害届』はどうするかも、改めて聞かれました。この案件は、『業務上過失傷害』で被害届を出す事が出来るそうです。

 しかし、無雲とおいたんは、飼い主さんが誠意を持って対応してくれていることから、『被害届』は出さない事に決めました。

 『証人』になるのも、『ワンちゃんが殺処分されないならば』という前提でOKしました。

 そして、話をする事2時間……。

 2時間……水も飲めず……。

「(警察さん、茶くらい出せ!)」

 無雲はずっと「茶くらい出せ」と思ったまま喋っていました。だって、ずっと喋ってるし、疲れるし。

 足も伸ばせないので、段々足が痛くなってきました。

「足が……痛いな……」

 ダダ洩れになる心の声。

「すいません!! もう少しで終わりますから!!」

 そうして、根掘り葉掘り細かく色々供述し、図まで描かされ、サインしたりなんだりしてようやく事情聴取は終了。

「トイレどこですか!!??」

 おいたんはトイレを我慢していたらしく、すっ飛んでいくと、取調室の外のドアが開きません(取調室のドア自体はずっと開けていてくれてました)。

「すいません、外出るの鍵開けないといけないんですよ!」
「おいたん、犯人が逃げ出せないようになってるんだよwww」

 無雲は、けっこうこの事情聴取でミーハーさを全開にしていて、刑事さんがパソコン打ってる間とかもはしゃいでました。

「おいたん、見てほら、鉄格子が凄いよ!」
「おいたん、ほら、壁が吸音材だよ! 犯人が騒いでも大丈夫なようになってるんだね!」

 こういう所が、無雲がとんちんかんたる由縁なのでしょう。自分が被害者で全面的に否が無い事が分かっているからこそ、『取調室』というレア体験でミーハーさを全開に押し出してしまったのです。

 こうして終わった警察の聴取。2時間、疲れました。

 またどんぶらことバスに乗って、最寄り駅に着いてまずした事は、喫煙室がある喫茶店でアイスコーヒーとパフェを食べる事。タバコが身に染みるぜ……。糖分も身に染みるぜ……。

 それから、呑気にカルディで買い物をしこたまして帰宅しました。

 これくらい自分にご褒美あげてもいいだろう。無雲はこの日頑張った!!

 今後は、もしかしたら『検察』から呼び出しがあるかもしれない、だそうです。

「検察ってどこにあるの!?」

 そこからです……。何か、M市駅前近くにあるらしいです。おいたんが何となくで場所知ってました。さすが地元の人。

 何だか、犬に噛まれた事で色々大変な事になって参りました。今回立件するのは、今後同じような事故が起こるのを少しでも減らすため、だそうなので無雲も協力しています。

 襲われたのが子供とかお年寄りだったら大変な事になっていたかもしれないからね。無雲はとっさのガードが出来て、腕と太ももで済んだけど、とっさのガードが出来てなかったら首とか顔面とか噛まれて命を落としていたかもしれない案件だから。

 うん。ワンちゃんを飼う方にお願いしたい。ルールはきちんと守りましょう。悲しい事故を起こさないために、そして、ご自分の家族であるワンちゃんを守るためにも、ルールは守りましょう。

 

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コメント

  1. シー・ノ より:

    とにかくもう。
    きみはすごすぎる(笑)

    すごすぎる!!

    捜査一課(の看板)を見られるなんて
    貴重だよね(笑)

    • 無雲 より:

      おパンダさん♡

      ネタの降り注ぎ方が神がかってるよね(笑)。
      捜査一課の看板は、「おおおっ!!!???」って感じで(笑)。

      警察のお世話になる事自体、善良な市民にとっては滅多にない事なのに、
      取調室には案内されるわ、捜査一課の看板は目撃できるわ。

      善良な市民をこれからも続けたい。

      あ、刑事さんが名言を。

      「警察慣れしてる人だと、ここハンコ押すとこ間違えないんですけど、間違えちゃいますよね☆」

      間違えたほうが善良な市民レベルは上だというあれ(笑)。

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