【連載エッセイ】夫は仕事ができません!【Vol.006『産廃業者、アゲイン』】

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 次においたんが見付けてきた仕事は、色々な産業廃棄物を扱う会社の契約社員の仕事でした。

「また産廃かぁ。しかも契約社員(時給)かぁ。何だか生活が安定しなそうだな」

 無雲はそんな事を思いました。

 この頃には二人は結婚の意思を固め、おいたんがこの産廃業者で働きだして半年くらい経過したころに入籍いたしました。

 そして、数か月後には無雲も正社員で医療事務員になりましたので、何とか生活していけるだろう、と思っていました。

 が、無雲が勤めたのは超絶ブラック企業。無雲は心身の調子を著しく崩して一年でこの会社を退職します。

 と、同時においたん、この産廃業者で最初の「契約しないかも」宣告を受けます。

 しかし、この時はどうにか契約をしてもらえて、首の皮一枚繋がりました。

 それから、無雲は職業訓練に通ったり、職業訓練に通っていた学校の事務員のバイトをしたりして過ごしていましたが、このタイミングでおいたんに最終通告が。

「お帰り、おいたん」

「無雲、すまねぇ」

 帰宅して第一声が謝罪の言葉のおいたん。これにはドキッとします。するとおいたんは重い口を開きました。

「もう、俺とは契約しないって。クビだって」

 この時、おいたんはこの産廃業者に勤めて三年目でした。クビの理由は『作業スピードが遅いから』、またもおいたんのトロさが仇になってしまいました。それでクビ。まさかの事態に無雲、動揺。

 しかしどうしようもない。

 おいたんの言い分としては、「丁寧に仕事をしていただけなのに」なのですが、無雲から言わせれば、「ゴミなんだからどんどん仕分けてどかどか投げとけばいいんだよ!!」って事なんですよ。

 おいたんの『丁寧』は上司から見たら『トロい』って事になって、「あいつは使えねぇ」ってことになってしまったのです。

 そうしてクビが決まったおいたんは、「もう行きたくない」と言って、残りの日を休んで『契約期間満了』にするか、自主退社してしまうか悩みました。悩んでいる間に、辞めたい勢いもあって、会社に言われるがままに退職届を書いてしまい、うっかり『自己都合』で会社を辞めたので、失業保険が本当にちょっとしか給付されないというピンチに陥りました。

 この無職期間中も、おいたんはせこせこと就職活動をしましたが、なかなか決まらず。二人でよく話し合った結果、おいたんはかねてからやってみたかった介護職員となるべく、職業訓練を受けに行くことになりました。

 次回は職業訓練に挑むおいたんの様子をご覧入れます!

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