無料弁護士相談会に行った数日後、交渉に使うシナリオを用意していざ保険屋に電話です。
いつもの通りまずは担当が席にいない。今回も折り返しを待ちます。毎回いないか電話中なんですよね。なんなの、すんなり出ないのも策略なの?
担当から折り返しで電話が来ました。いざ交渉です。
今回の電話の要点はこうです。
治療期間として算定しているであろう時期の見直し要求
担当は、事務的に話を聞いているようでした。そこに柔軟な対応というものはありません。枠にきっちりはまった受け答えしか返って来ません。
こちらから、明確な金額の提示はしませんでした。だって、それ言い出すとこじれまくりそうだし。私だって早く終わらせたいんだよ。
保険屋は、新たに額を見積もって書類を送って来ると言いました。
その一連の機械的なやりとりに、私は嫌悪感から吐き気をもよおしました。
少しも、寄り添わない。被害者には、寄り添わない。こちらの傷も、何もかもをスルーして機械的に・事務的に対応する保険屋。もうあのCMもネット広告も見たくない。
もうね、全部嫌になって、前に提示されたあの少なーい示談金で手を打とうかとも思いました。でも、もうちょっと頑張れ私! とも思いました。
あの感じ悪い保険屋とはもう話したくないんだ……。
本当は電話なんてしたくないんだ……。
全部無かった事にして釣りを楽しみたいんだ……。
まだ、傷跡はたまに痛みで疼きます。これは一生疼き続けるのだと思います。
私はただそこに居ただけなのに。
トイレに行こうとしただけなのに。
何で、こんな事に……。
被害者に絶望を追わせて、それに畳みかけるようにさらなる絶望を感じさせて、何が『補償』なのでしょうか。保険屋って、どこもあんなに感じ悪いんでしょうか。
私は平和主義で事なかれ主義です。だから、おとなしく交渉していますし、文句も大して言いません。
完全に舐められていると言えばそうなんでしょう。でも、この交渉をするだけでも私の精一杯なんです。
こういう時、強気に出てがーがー言えるタイプだったら、そもそも精神病になって障害者になる事も無かったと思います。
忘れてはいけないのは、私は社会的に弱者だっていう事なんです。
もう、頑張ったよ……。
次の提示で条件を飲むしかないよね……。
ああ、腹が立つ……。
コメント