【連載エッセイ】無雲の乳がん+ヘルニア闘病記【Vol.054『唾液腺シンチは酸っぱい検査』】

無雲の乳がん+ヘルニア闘病記
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 シェーグレン症候群疑いで、歯科口腔外科のガムテストをやって引っ掛かり、唾液腺シンチの刑になった無雲。先日その検査を受けてまいりました。

 唾液腺シンチをやる4時間前からは、食事はNGで水のみ摂取が可能となります。朝食後から水だけ生活をしていたら、見事に胸焼けしました。水ばっか飲むのしんどい。

 予約時間の30分前にA病院に乗り込み、RI室の前で余裕綽々で待つ無雲。5分も待たずに名前を呼ばれました。

 乳がんの術前検査の骨シンチの時は、直前に強制的にトイレに行かされたのですが、今回はそのような事は無く。まぁ、唾液腺だからな。

 検査室で横たわる無雲。あっという間に左腕と体は拘束されました。右腕は注射を刺すのでフリーです。が、ここで……。

「(か、顔に髪の毛がかかっていて痒い!!)」

 まさかのむず痒い。けっこう痒くてですね、看護師さんや技師さんが部屋から出た瞬間を狙ってズバババと髪の毛を払い、顔を搔き、何事も無いかのように元の位置に戻りました。皆さん、顔に髪の毛がかからないように横になりましょうね(笑)。

 さて、横になって機械をセットしたら、医師が右腕に注射をしました。単位がベクレルの物質です。とても高価な薬剤なので、当日キャンセルはするなよ、と前もって紙を渡されておりました。

 シンチの機械は動いていてもとても静かで、『今撮影してる感』が全くありません。

「音とかしないですけど、撮影してますから~。動かないで下さいねー」

 とは言われました。うん。全く音がしないから変な感じ。

 ひたすら横になる事しばらく。その内技師さんだか看護師さんだかが来て、口の中に注射針で100%レモン果汁を注入しました。

「すぐに飲み込まないで下さいねー。口の中で良く味わって下さいねー」

 す、酸っぱい……。100%レモン果汁ぶち込まれたらそりゃ酸っぱいわ。けっこう唾液も出たんじゃないの? 大丈夫なの? クリアなの? また病名付かなくなる感じ? どうなの私ぃ!?

「唾液と一緒に飲んでいいですよー」

 ごくり。

 すっぺっ。酸っぱい。酸っぱいよ……。

 それからまたしばらく横になります。ずっと口の中は酸っぱいままです。結局この酸っぱさは終わった後コンビニでコーヒーを飲むまで続きました。

 検査の結果は二週間後に聞きに行きます。最初は、翌週に歯科口腔外科の診察を打診されたのですが、その日がおいたんの連休と重なってしまっていて、そこに病院の予約を入れたら可哀想だなと思って、さらに翌週にしてもらいました。

 どんなに急いだって、内科の診察は6月なのです。だから、少しのんびり行動しようかなぁと思ったんですよね。

 お会計は放射線科(検査の方)ではなく、歯科口腔外科の窓口で計算でした。A病院って、各診療科で計算して、中央エントランスの機械でお金を払う方式なのですよ。

 歯科口腔外科は病院の敷地内の最奥にありますので、歩いて行くのがかったるかったわ(ぇ

 何であんなに遠くに歯科口腔外科外来棟作ったんだろう。めっちゃ遠いんだが。

 ここで、この日一番の待ち時間になりました。歯科口腔外科混んでるんですよ。20分くらい待たされたわ。

 やっとこさ会計を終わらして、院外のコンビニで一服かつコーヒーして、A病院の前にあるスーパーのセールに参加してこの日は終わり。妙に疲れました。

 じたばたしても、これで私のシェーグレン症候群疑いについては白黒はっきりします。さぁ、どうなりますかねぇ。体調不良の原因に病名が付いてくれると助かるのですが。今のままでは私はただの怠けている人状態なので。

 最近も、微熱は出ておりますよ。

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