私が住む市川市では、市役所で『無料弁護士相談会』というものが予約制であります。私は、示談金の件でこの相談会に行ってみようと決めました。
行こうと決めたのが3月前半だったのですが、予約の都合とプライベートの都合で、やっと行けたのは3月末のある日でした。
市役所の3階という行き慣れない場所で、どうしていいものか分からず右往左往し、ようやく担当部署に電話して待合に案内され、この時点で軽く疲れてました。
前の人の相談で時間が押しているという事で、しばし待ちました。
やっと順番になり、相談室に通されると、そこには聡明そうな女性の弁護士さんが座っていました。
「(良かった……。いかついおっさんとかクソジジイみたいな人じゃない)」
私は勝手に安堵していました。
弁護士さんにはすぐに作って来た資料を渡しました。時間が25分間しかないので、要点をまとめた資料を作って持参したのです。
弁護士さんも、事前に犬の事故の判例を調べてきてくれたらしいです。
結論から言うと、弁護士さんからは具体的な数字は聞けませんでしたが、保険屋との戦い方を教わりました。
どの時点からどの時点までを治療期間として算定しているのか、というのが今回の争点になりそうです。
弁護士さんが言うには、『刑事告訴』をちらつかせてみてもいいけれど、保険屋も交渉のプロなので、「じゃぁどうぞ裁判してね」って、補償されなくなるリスクもあると言われました。
犬の飼い主の『重過失』をポイントとして言ってみるのもいいのでは、とも言われました。
犬の事故って、けっこう示談金が安く見積もられる傾向にあるらしいというのも聞きました。
被害者のこちらとしては、その後の犬への恐怖心や、私の場合は釣り場に行けなくなったという弊害もあるのに、そういうのは示談金の中に考慮されないんですよね。何があなたに寄り添う保険だよ。全然寄り添わねぇじゃん。
怪我の傷跡がでかでかと残っているのも嫌ですが、心に負った傷ってそれ以上で。
犬を見ても素直に可愛いと思えなくて、見る度に恐怖が蘇って。事故があった釣り場には恐怖感で近付けなくて、貴重な釣り場を一個失って。
そういうのを示談金で加味しないって、そんなんで被害者に寄り添う保険って言えるんですか? むしろ加害者に寄り添ってるだけなんじゃないですか? 被害者の心の傷がどんなに大きいものなのか、何故そんな基本的な事も分からないんですか?
この日の面談から、保険屋に電話して交渉するシナリオを用意する事になりました。
次回は、保険屋に交渉の電話をするエピソードです。
コメント
うむ。
根気強く交渉してくれ
がんばるんだよ。
応援だー!
おパンダさん
もう、交渉が嫌で嫌で仕方なく。
メンタルがえぐられるぅ……。
あの無機質な保険屋と会話するのが嫌過ぎる。
次の提示で折れてしまうかもしれない。
色々納得できないし悔しいが、もう無理だ……。