2022年7月8日。世間を、日本を、いや、世界を揺るがす大事件が起きました。無雲はその情報から逃げたいので、あえてその詳細をここには書きませんが、ここで書きたい事はただひとつ。情報から逃げて自己を守るという行為についてです。
世間を揺るがす大事件が起きると、マスコミはその情報やショッキングな映像をテレビで延々と流します。世間の事を知る事も大切ですが、それが元でメンタルがやられてしまう人も多いのではないでしょうか?
今回も、銃撃の瞬間の映像が繰り返し流され、それでメンタルがえぐられている方はけっこう居ると思います。
無雲は、かつてアメリカで起きた9.11の時に、やはりその映像を見てメンタルが限りなく不安定になってしまい、当時の主治医からこう助言された事があります。
「テレビを見るのをやめなさい。見るなら、ニュースではなくアニメとか子供番組を見ていなさい」
だから、無雲は9.11が具体的にどういった事だったのかきちんと知ったのは、ここ最近の事です。
3.11の時もそうでした。テレビが震災の映像で埋め尽くされている時、両親は私をテレビから・全ての情報から遠ざけました。
それでも、情報はどこからともなく入ってきます。それだけでもかなりの負担なのです。あえて自ら情報の渦に飛び込む事は無いのです。
フロイトが提唱した『防衛反応』の中には、『逃避』という行動も含まれます。孫子の兵法にも、『逃げは兵法』という言葉があります。
逃げる事は、悪い事ではないのです。大昔の偉人たちも、逃げて良いんだよ、と言っているのです。そして、逃げる事は時として自分を守る事だと言っているのです。
私は思います。
苦しみの尺度は、極めて主観的なもので良いのではないか?
と。自分が苦しかったら、それはもう自分にとってストレスなのです。人と比べて、「あの人より私はマシだから」と言っていたら、大抵の人間は最悪の状況に居る人達から比べたらマシです。しかし、それでは何も救われないのです。
自分が苦しい。
この事実こそ重要なのです。
苦しみの尺度・ストレスの重さ、それはもう、主観的に判断して良いのです。人と比べるものではありません。そこで「あなたはまだマシよ」とかクソみたいな助言をしてくる周囲の人間の言葉は右から左へと受け流しましょう。
苦しかったら、泣いて良い、逃げて良い、とりあえず自分が楽になる行動を探してみる。そうして、自分を守る。自分を守っている内に、傷付いたメンタルが回復してきたらまた行動すれば良い。
そして、情報を受け入れられる心の準備が整ったら、情報を受け入れれば良い。
今、世界は情報に溢れています。色々な思想を持った人間が、色々な情報を発信し、時としてバトルが起こったり炎上したり、本当に情報を巡っては色々な事があります。
情報に傷付けられて、自分のメンタルが危うくなるくらいなら、情報から一時的に逃げる事も自衛として有り。そう、無雲は思いますよ。
コメント
うちの下の子もね。あの日の夜は珍しく夜泣きしました。私は見せないつもりでしたが、義母とニュースを見ていてあの動画をみたそうです。
「見たよ」と言った次女の顔はこわばっていましたね。
映画ならね、R18とかあるのにね。ニュースは何流してもいいのかって思いますね。
離れるのが一番ね。
オラも今回はかなり嫌だから二日くらいニュースも新聞もシャットアウト。Twitterにはいきますが、猫の動画ばっかりひたすら見て、猫でいっぱいにしていまーす
うさこさん
あの映像はね……大人でもきついのに子供にはちょっと。
報道なら何流してもいいのか? っていう。
見せたくなくても、年寄りって案外そういうとこ雑だからやたらニュース流してるんですよね。
うちの父もそうなんです。母は私にニュース見せたくないのに、父がガンガン流す。
母の目は三角になりがちですわ、ほんとに。
Twitterも、何だかねぇ。パンダと猫が転がってる動画ばっかのTLにしたいっす。
何か、呑気に「今日はノンアルデーで菓子パーティー」とか流せない雰囲気あったよな……。
それでいいんですよ。
今はね、情報が多すぎる。自分で捨取選択しないと
流されるよね。
パンダも、テレビ、SNSともに休みです。
仕事がはかどるわ(笑)
それでいいんですよ
おパンダさん
そうなのよね。情報過多時代。フェイクも悪意も混在する情報の渦。
時にはその渦から身を退けて安静にすることも重要。
仕事中にTwitterとか見ちゃうと気になるしさ、はかどらないしさ。
まぁ、それでなくても混沌のネットからは少し距離を置きたい時はある。
テレビもなぁ、父がずっと付けてるんだよな。疲れるんよ、テレビ。
具合が悪い時はテレビの刺激はただただ不快。
それもある意味メンタルの健康のバロメーターかな~。