カクヨムコン8が迫ってきた令和4年10月某日の無雲は、悩んでいました。
「うーん。この作品、どう考えても性描写があるんだけど、『性描写有り』は必要なのか否か」
カクヨム上では、R15相当を基準として『性描写有り』のセルフレーティングが必要になっています。しかし、この基準、過去にも様々な考察作品が出ているほど、書き手を悩ませている問題。
無雲も、まさか自分がこの問題で四苦八苦する日が来るとは思ってもいませんでした。
実は、まだどこにも出していない新作エッセイがあるんですけど、それの下読みを友達に頼んだら、「これはカクヨムではアウト」とまさかの判定を受けた事がありまして。一部分に、ほんの一部分に過激な性描写がありましてね、それがBAN(作品の公開停止等)の処分になってしまうのではないか、という指摘でした。
それで、今回カクコン8に私小説を書きました所、初稿が出来てみれば、何という事でしょう、あちこちに大人のネタが。
「これは、直接的な行為の描写は無いにしても、『風俗』だの『ラブホ』だの『貧乳』だの、レーティングが必要になってくるんじゃないか!?」
と、悩みの種となってしまったのです。
さて、カクヨムは性描写に厳しい事でも有名ですが、けっこうな勢いでエロネタが散りばめられている作品がランキングに載っていたりします。
しかし、星をかなり集めた作品でも、うっかりBANされたりする事もありまして、『人気があれば何でもOK』ではないものと思われます。
『直接的な行為の描写が無ければ・暴力的じゃなければ・倫理的にNGではない性描写であれば』
そう考えて書いた人が、ある日突然警告を食らったりなんて事もありました。
「ど、どこまでOKなの!?」
これは、カクヨムで書く以上、明確な基準が出来ない以上、延々と書き手の頭を悩ませる問題なのではないかと思います。
『保険としてレーティングをしておく』
これは大いに有りだと思います。
私は、こう考えました。
「これ、小学生や中学生が読んで理解できるかな!?」
あえて、理解力に問うスタンスです。
しかも、そのターゲットは、スマホでエロ情報に触れたりしていない、純朴で大人の世界を見ていない子供に限ります。
「自分、小中学生の頃、こんなネタ理解できたかな!?」
そう考えると、今回書いた私の私小説は理解できません。
風俗情報誌やら、歌舞伎町の居酒屋やら、子供には縁のない世界ですし、そもそも私は高校生くらいの段階でもそんなもの理解していなかっただろう! と思うのです。
そう考えたら、セルフレーティングで『性描写有り』にチェックを入れておく事が妥当なのではないか? と思います。
今の子供は、色々な人に話を聞くに、耳年増です。しかし、それを念頭に入れないのがセルフレーティングです。そんな、一部のいたずらっ子の事は考えないのです。
念には念を入れてレーティングしておいて、必要なければ何かの機会にでも外せばいい。それくらいで良いのではないかと思います。
うん。ここまで書いて、自分の中でも作品の扱い方が決まりました。
ここはいっちょ『性描写有り』のレーティングを付けておきましょう。大人なネタを散りばめた6000字くらいの短編です。これから推敲しますが、大人なネタを完全に封じるのは厳しい。ならば付けようレーティング。
皆様も、色々な方の『性描写有り』への関わり合い方を参考にして自作品への関わり方を決めて下さいね~!!
コメント