【連載エッセイ】夫は仕事ができません!【Vol.044『市民税払えて良かったね!』】

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 ある日、おいたん宛てに市役所の市民税課から一通の封書が。

「こ……これはもしや!?」

 ワクワクしながら封を開けると、きたぁぁぁ!!! 市民税!!!

 うう、今年は市民税課税されるんだ。払えるんだ。良かった! 良かったよぉぉぉ!!!

 と、いうのもですね、去年はおいたんも無雲も非課税で、何とまぁ、私達夫婦は非課税の貧乏世帯として認定されてしまったわけであります。一昨年、おいたんは3カ月しか働いておらず、失業保険を貰いながら職業訓練に行き、その後すぐ失業保険が切れ、就職先も見つからず無職でしたので、何とまぁ、一家の大黒柱が非課税だったんですよ。

 おいたんは嬉々として言いました。

「税金なんて払いたくねぇ!」

 無雲はぶちキレました。

「市民税が非課税って事は、それだけ収入が無いって事なの! 恥だと思いなさい!!」

 で、去年はぼちぼち働いていたから、嬉しい事にちょこっとだけ課税されました。本当に、ちょこっとなんですけど……。でも、少しでも税金を払えたのは嬉しいです。だってさ、非課税って事はそれだけ稼いでないって事で、家計は火の車って事ですからね。

 で、現在おいたんの度重なる無職期間でお金が無いですが、払って来ました市民税。そして、おいたんに非情な通告をしました。

「おいたんの貯金では、あと1カ月しか暮らしていけません!」

 まだ定期預金はちょっと残っているけど、それは崩したくないんです。本当にジリ貧になってしまうので。なので、おいたんに最終通告をして、焦らせて必死に就職活動させようという魂胆です。

 ガチでね、普通預金じゃあと1カ月しか食えないんで!!

 無雲も定期預金は持っているけど、これは絶対崩したくない。おいたんをそうやって甘やかすのは良くない。あの人は甘やかすと本気で甘えちゃうタイプだから、残酷だけど現実を突きつけてケツ引っぱたくしかないんです。

 ほれほれ~、おいたん焦りたまえ~。必死に求人探したまえ~。

 あ、ちなみに無雲は一度も市民税を課税された事がありません。ブラック企業の正社員をしていて、必死に稼いだ時期もあったのですが、給料が安すぎて障害者の控除額内に収まってしまい、非課税でした。市民税の通知が来ないのでわざわざ市役所に貰いに行ったんですよ。そうしましたら……

「あ、無雲さんは非課税ですね!」

「え!? えぇっ!!?? 頑張って働いたんですよ!? 計算間違いじゃないですか!!??」

「間違っていませんね。非課税です!」

 この時の無雲の絶望感よ。いくら障害者の控除があるからと言っても、正社員なのに非課税。社会の闇を感じました。

 ま、そんなこんなで、無雲にとっては市民税を払う事は憧れであり喜びなのです。今年はおいたんそんなに働いてないけど、ここから巻き返して来年も払えるようにして欲しいなぁ。てか、そろそろガチで稼いでくれないと家計が破たんするよ☆

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