【連載エッセイ】夫は仕事ができません!【Vol.045『ショックを受けたおいたんは単発バイトを入れまくる】

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mohamed HassanによるPixabayからの画像

 A型作業所の見学に嬉々として行ったおいたんは、呆然とした表情で帰宅しました。

「なんか……めっちゃ障害者って感じの人達がのっそりと仕事してた……しかも短時間で終わる事もあるって。障害者だから仕方ないんだって。あれじゃ食っていけない」

「だろうね~」

 と、私は淡々と答えました。私は行政に連れられて作業所を見て回った事があるので、どんな所か知っていたのです。しかし、おいたんは障害者支援員はしていたけど、そこは重度知的障害者が日中過ごすデイサービスみたいな所とか、グループホーム担当だったので、作業をどんな感じでしているのかは知らなかったのです。『自分の目で見て確かめる』という事は非常に重要なので、私はおいたんを見学に送り出したわけです。

 おいたんは、ショックを受けたようでした。もっと本格的に働けると思っていたらしいです。甘いな、おいたん。

 おいたんは、まだ作業所や障害者の通所施設に夢を持っているタイプ。無雲は夢もへったくれも持っていないタイプ。私はデイケアに通って絶望した事もあるし、作業所を見て落胆した事もある。一通りの『諦め』を知っているのです。

 おいたんは、この日の見学以降、A型作業所で働きたいとは言わなくなりました。その代わりに、一般枠でも仕事を探すようになり、また、単発の大手物流倉庫の仕事をたくさん入れるようになりました。

 おいたんはネットを使いこなせていないので、検索が下手くそ。なので、ほとんど無雲が案件を探してくるのですが、今も1件一般枠で受けています。物流倉庫系の仕分け作業員の仕事です。フルタイムのパート。先週の金曜日にネットエントリーしました。土日はそこの会社はお休みなので、週明けには何らかの連絡が来るでしょう。

 面接が入る予定があっても、単発バイトは夜からなので行けます。なので、おいたんは来週もすでに3回大手物流倉庫の仕事を入れていました。

 うん。いいね! 働きたまえ!! そして少しでも要領良くなりたまえ!!

 おいたんに突き付けた『お金がない』という事実と、作業所がどんな所か分かったショックは、おいたんを動かす力になったようです。

 けっこう荒療治だったかもしれないけど、それが『現実』なんだよ、おいたん。

 あまり現実を見過ぎると、メンタルに良くないかもしれないけど、ある程度現実を見ないとね。

 そして、おいたんが少しでも働いてくれると、無雲も元気に仕事出来ているという事に、そろそろ気付いてもいいんじゃないかな?

 おいたん、君が家でゴロゴロしてると、無雲はひたすら病んで来るんだよ……。

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