2024年も新年が明けた1月末のある晴れの日。私とおいたんは「試し釣り」として江戸川に来ていました。
早朝だと寒いので朝9時に家を出発。釣り場には9時半頃着きました。
ああ、今年も江戸川は落ち着く場所だな……。
けっこう寒いのに水上スキーの人がいます。水に落っこちて寒くはないのでしょうかね。
去年立ち入り禁止になった前の釣り場ですが、早々にロープを何者かに切られていましたが、張り直されていました。
ロープは切っちゃダメですし、立ち入り禁止なんだから入るのはダメなのよ。私たち夫婦はルールを遵守しますので、ポイントをずらしての釣行です。
ああ、空は澄み渡った青だな。
空気がひんやりして澄んでいるからか、スカイツリーも綺麗に見えている気がする。
さて、さっそくタックルをセットします。
私はバスロッドでちょい投げです。餌はアオイソメです。
おいたんはヘラ師にもう一度なる。との事でのべ竿と練り餌です。あ、おいたんは過去にけっこう本格的なヘラ師だったのですよ。
一応、大物が掛かるかもしれないからたも網もセッティングしておきます。
私はイソメを2匹掛けにしてちょっと投げました。
……びくともしないな。アタリも来ないな。まぁ、まずファミチキでも食べるか。
江戸川に来たらやっぱりファミチキよね。これはマストアイテムなんだわ。私の足が太いとかそういうのはスルーして下さいね(笑)。
さぁ、待ちます。誘いをかけながら待ちます。
びくともしません。
餌を付け替えます。餌はかじられてもいません。
そして10時半頃、ちょっと暖かくなってきた頃でしょうか。黒い蚊みたいな虫がわらわらと出てきました。
「細かい虫やだやだ」
手で払いますが、虫の勢いはどんどん増していきます。気が付けば四方八方を虫の大群で囲まれているではないですか。
「いやぁぁぁ!!!!!!! 気持ち悪いぃぃぃぃぃ!!!!!」
逃げ惑う無雲律人。おいたんも手で払ってはいますが動じません。
私はひたすら逃げまくり、虫よけスプレーを勢いよく噴射しますが、殺虫剤ではないので相手もひるみません。
しばらくすると虫の大群はどこかへ行きましたが、10分もしない内にまた襲来します。これの繰り返し。
もはや釣りどころではありません……。
12時近くなって、虫から逃げる事に疲れて来た私。おいたんの「最後の一投にするか」を合図に、そそくさと帰り支度を始めます。
だって、アタリもないし釣れる気配無いし、イソメだって6匹しか使ってないくらいだし。今日は試し釣りだし虫が凄いしもう帰るぅぅぅ!!!!!!!
「今度は殺虫剤持ってくるか」
というおいたんの言葉に半泣きで頷く私。
「でも、そういうの用意した途端に出て来なくなるんだよなwww」
おいたんの一言が胸に染みます。
というわけで、毎年の事なんですが釣り始めはぼうずでした。
釣れないですよ、この時期の江戸川は。分かっていて針を垂れているのです。釣り人は、釣れなくても川に来るだけで癒されるものなのです。まさに太公望の釣りですね。
桜が咲く頃には、何かしらが釣れてくるでしょう。それまではまぁ、川を見てファミチキを食べて癒される会みたいな感じですね。
2024年はどんな釣りが出来るでしょうか。楽しみですねぇ♬
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