『狂気の祭典』『日常生活ブレイカー』とも称されるカクヨムのKACというイベントがあります。
2023年の今年は、15日間で7個のお題が出され、それぞれに777字以上の話を書くというイベントです。
3月15日でお題イベントは終了しましたが、無雲もそれに参加していました。
いつもはエッセイばかり書いている私ですが、今回は創作縛りで参加。何故創作で参加したかと言うと、自分の世界を広げたかったからです。
私は、幼少期から短編小説や漫画を創作する事が好きでした。高校生から専門学校生の間には、詩を大量に量産していた時期があります。
でも、大人になってから、それから離れていました。しかし、カクヨムでエッセイを執筆し、どうしても世に放ちたい作品がある今、自分の世界を広げる事が重要だと思いました。それで、今回のKACは創作で立ち向おう、と思ったわけです。
7個のお題は、去年より書きやすいと評判でした。ただ一つ、6個目のお題『アンラッキー7』を除いては。
無雲のKAC作品をまとめてリンクをはりますので、よろしくお願いします! あらすじ付きでご紹介!
◆第一のお題『本屋』
【鏡の本屋】(ホラー)
うだつの上がらないサラリーマンの俺は、営業の帰り道に路地にあった古めかしい本屋『鏡書店』に入る。そこは、想像もしないような不思議な本屋だった……。
◆第二のお題『ぬいぐるみ』
【Give your loved one~君の大切な人をあげる~】(ホラー)
チャッピィは私の大切なクマのぬいぐるみ。ある日、いつもの通りチャッピィに恋の相談をしたの。そうしたら、チャッピィが……。
◆第三のお題『ぐちゃぐちゃ』①
【借りる女】(現代ドラマ)
近所に住む女真理恵は、私に何でも「貸して」と言ってくる。その要求は次第にエスカレートして、ある日ついに夫を貸せと言ってきた。だから私は……。
◆第三のお題『ぐちゃぐちゃ』②
【ぼくとおばあちゃんのぐちゃぐちゃのごはん】(童話)
おばあちゃんは大人なのに、こどものぼくと同じようにごはんをぐちゃぐちゃにしてたべるのはなんで?
◆第四のお題『深夜の散歩で起きた出来事』
【深夜河川敷を散歩していたらちょっと不愛想な美少女釣り人にぶつかっちゃいました!】(ラブコメ)
バイトの帰り道、俺は遠回りして河川敷を散歩していた。ボーっと歩いてたら釣り人にぶつかったんだが、その釣り人がめっちゃ美少女で!?
◆第五のお題『筋肉』
【焼き肉屋の看板娘】(ホラー)
ある住宅街にある焼き肉屋の看板娘である鈴は、結婚を間違に控えた25歳だ。ある日、婚約者との待ち合わせで公園に行った鈴だが、そこで悲劇が起きた。そして婚約者と鈴の父親はある行動に出る……。
◆第六のお題『アンラッキー7』
【命をBETする『アンラッキー7』】(ホラー)
俺は、てきとーにバイトしながらパチスロに入り浸るクズな男の20歳だ。ある日、俺は路上の占い師に声を掛けられ、近くのバーで『アンラッキー7』が出来ると言われる。そのアンラッキー7は、恐ろしい条件の賭け事だった。
◆第七のお題『いいわけ』
【愛すればこそ】(現代ドラマ)
「私は彼を愛している。だから、邪魔なあいつを消してあげる。全てはあなたのためだから」
そう、その女は供述したが、それは単なる不倫ではなく、衝撃の事実が隠されていた。そして、狙われた男の妻は……。
はい! これで全てでございます。7個のお題で8作品書きました。ホラー多めで、現代ドラマも流血で残酷な感じで仕上がっております。
ホラーは読み手さんの反応も良かったのですが、ラブコメと童話がいまいちだったみたいで。どうやら私の創作はホラー寄り。特に、クマのぬいぐるみチャッピィが怖かったというお声も頂きました。
全体的にホラー・現代ドラマは理不尽なノリで出来上がっております。まぁ、この世なんて理不尽だらけです。いつも理不尽に絶望している私らしい作品と言えばそうなります(笑)。
あとKACでやる事は、期間内(3月いっぱい)に20日作品を更新する事と、ひたすらヨムマラソンに参加する事です。1000エピソード行けるかな!? 毎日連続更新は途絶えましたので、狙うは20日です。
KACは書き手も読み手も消耗するイベントです。でも参加しちゃう。だって楽しいんだもん!
皆様とヒーヒー言ってるの楽しいです。妙な一体感がありますよね。ネットで繋がっている友だけど、心はしっかり繋がっているのですよ。さぁ、残りのKAC期間も楽しみましょう!
コメント
あのクマのホラーは
まじでこわかった。何度も言うけど(笑)
ホラー作家無雲、いけますよ。
きみのホラーには鋭さがあるね!
おパンダさん、こん!
チャッピィ好評! 良かったホラーになってて\(^o^)/
自分の考えとは裏腹にホラーを書きまくった結果、
ホラーが認められるという人生の七不思議なあれ(笑)。
そうか。自分でホラーを考える分には怖くないからいいのか。
人はこうやって創作の幅を広げていくのだな……。