2024年5月28日正午に、カクヨムコン9の結果発表がありました。
事前にメールも電話も来なかった無雲律人(私)は、半ば半泣きでこの結果発表を眺めていました。
「ちくしょう。今回こそ行けると思ったのに、ダメやったやないかい!」
でも、誰のどの作品が受賞したのか気になるのでスクロールする手は止めません。
「ふむふむ。読んでない作品ばかりだ。異世界もの強いなぁ」
「ふむふむ。ホラーはこの作品か。読んでない……」
と、読者まつり関連賞の項目になって手が止まりました。
え?
ええ??
名前が……ある!!
どうやら、【最熱狂賞(ホラー部門)】を受賞したようです。うわぁ、すげぇ。全ては読者様のおかげの賞もらった!!
同作品に頂いたレビューが、最熱狂レビュー賞も受賞されていました。ここではお名前出しませんが。気になる方はカクヨムをチェック!
「でも、事前に連絡も来ていないし私には何も無いやつなんじゃないの?」
運営様からのお知らせの過去ログを辿って募集要項を見ます。
お、記念品とアマギフ5000円が貰えるらしい! やったぜ!
というわけで、書籍化というわけにはいきませんでしたが、カクヨムコンに爪痕を残す事が出来ました。初の長編チャレンジでこれは上出来でしょう。
今回の受賞作を見て、書き手の皆様が一様に言っていたのは、「異世界ものとファンタジーが強すぎる」です。現代ドラマはほとんど受賞していませんでした。
カクヨムは異世界ものとファンタジーと溺愛が強いってイメージですが、まさにその通りですね。どんなに面白い現代ドラマでも受賞に至っていない。そんなバカな。
王道ラノベじゃない現代ドラマものを書籍化させたかったら、他サイトのコンテストも視野に入れた方がいいかもしれません。
私は今回の『老害対策法』は、大改稿してから来年のネトコンにでも出そうかなって。まずは大幅に直したいので、今回のネトコン12は見送ります。書籍化前提の受賞ができなかった作品をそのまま他に突っ込むのは失礼かな、とも思いますし、直せるだけ直したいですし。もっとブラッシュアップしてから次のジャッジを待ちたいです。
来年にはアラフォーを脱してアラフィフになりますので、焦りはあるんですよ。でも、私の知り合いもアラフィフになってからデビューして人気作家になりましたし、焦っても良い事ないです。それならば、納得いくクウォリティーのものを作ってから出した方がいいです。この姿勢は、オーディオストックの厳しい審査を経験して得た姿勢でもありますね。
「ま、いいか」
のクウォリティーだと、読み手、聞き手、運営様にそのスタンスがバレます。「こいつ、ここ手を抜いたな」って分かるはずです。相手はプロの場合がありますから。運営様はプロですし。読者の方々だって、めっちゃ色々な作品を読んでいるんだから審美眼があるはずです。少なくとも、オーディオストックの審査は「ま、いいか」で出すと十中八九不合格です。
うん。焦らない事。
この言葉を自分に言い聞かせます。
急がば回れ、です。次こそはきっと書籍化のチャンスをつかんで見せる……!
もう5月も終わり6月です。次のカクヨムコンが見えてきました。今から書いても早くはないです。私はもう書き始めています。
もっと書きたい。もっと巧くなりたい。もっと伝えたい。もっと楽しんでもらいたい。
だから、私は、書きますよー!!
『老害対策法』および、短編四作品もお読み頂いた皆様、応援ありがとうございました! これからも精進して参りますので、どうか温かくお見守り頂けたら幸いです。本当にありがとうございました!
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