2023年6月も終わりに近付いたある日。我が家の隣家の植木に、一羽のヒヨドリが舞い降りました。
ヒヨドリは、口に紙(レシートみたいなもの)を咥えて、木に上手く乗せました。
「何をやっているんだろう?」
私と両親はヒヨドリを興味深く観察しました。すると、あっという間にこんなものが出来ました。
これは……ゴミを集めているわけではないな。
……巣……か?
その時のヒヨドリはこんな感じ。
ヒヨドリはうちのコザクラインコのチーたんと比べると大きいです。しかし、この巣作り、凄い勢いで進めます。
夕方には巣の形になりました。
次の日には、巣はさらに頑丈なものに進化しました。
二階の部屋から見るとこんな感じの中身です。
巣が出来てから三日間は、特に動きは無かったです。
でも、四日目、ヒヨドリのヒヨちゃん(そう命名)に、動きがありました。しきりに中を気にして、乗っかっている。まさか……
卵が2個ありました!! 産卵です!!
ヒヨちゃんが産卵しました。この日から、とりあえず4日間ひよちゃんはひたすら卵を温めました。
卵2個を産卵してから5日目。ヒヨちゃんがどこかに行っている間に巣を二階から観察しました。
すると……なんと!!!
卵が4個に増えている!!!!!!!!!!!!
いつの間に!?
いやぁ、増えてたよ。びっくりしましたよ。
ひよちゃんはここから、暑い毎日頑張って卵を温めます。それは次の記事にて……。
***
ここからは2023年8月26日に追記したものです。
この後、ヒヨちゃん一家は、近所の猫に襲われて、ヒナ4匹は全滅いたしました。巣もぐちゃぐちゃにされました。親鳥2羽は無事でした。
襲撃から3日間くらいは、親鳥は餌を持ってきてヒナを探していました。胸が苦しかった。
私もとてもとても泣きました。苦しくて苦しくて、失意のどん底に居ました。
なので、この記事も一旦は非公開にしたのですが、検索で読みに来て下さる方がいましたし、ヒヨちゃん一家が生きた証として残そうかと思いまして、再公開に踏み切った次第です。
ヒヨちゃん。もうあんな低木の外敵に丸見えの所に巣を作ってはダメだよ。
あなた達のおかげで、私は命の尊さをより一層感じる事が出来たよ。
いつか私が天に召されたら、その時はあの世で会いましょう。大空を羽ばたくあなた達の成長した姿が見たいです。
だからね、少し、待っていてね。
コメント